「コミュニケーションの世代間ギャップの対応とは…」
名古屋市中村生涯学習センターで、講演会を開催しました。
「子どもは外で元気に遊ぶのが一番」とか「背中を見て学べ」「男子厨房に入らず」なんて発想は通用しないのが、現代です。
昭和の価値観で今の子育て世代や若者に意見をすれば、「ウザい」と思われても当然です。と言って、昭和世代を否定するわけではありません。「夫を台所に立たせるなんて私は絶対にしなかった」というお姑さんは、その時、精一杯頑張ってこられたのです。あなたは偉い!ですが、今、それを言うのはいじめでしかありません。
自分の経験則だけで相手を自分の思うようにコントロールしようとすれば、それはもう「老害」です。
そもそも「communication」とは、違いをすり合わせて折り合いをつけるという意味で、違っていることが前提なのです。だから、話し合って理解しあうことが必要です。
自分の意見を主張したいときは、「言いたいこと」と「言うべきこと」を区別し、
言うべきことだけど、まず、相手を理解し、相手に配慮した言葉を伝えた上で伝えましょう。その際、「私はこう考えるのだけれど、あなたは?」と尋ねてみることも必要です。