SELが求められる時代
欧米には、SEL(社会性と情動の学習)を提供する教育プログラムが数多く存在します。社会性が自然には身に付きにくい時代。いじめや不登校の予防教育としてもポジティブ教育、レジリエンス、感情コントロール、共感力、問題解決力などを
教育に取り組むSELが当たり前のように行われてきています。
日本では、まだSELの取り組みを行っている教育機関はほんの一一部にすぎません。
日本SEL学会の会員で、子どもを被害者にも加害者にもさせない教育プログラム「セカンドステップ」を10年以上実践していることから、今回、愛知学院大学で
学院生や地域の支援者の皆さんにSELのお話をさせていただきました。
小学校の特別支援学級や放課後等デイサービス施設で、実践を重ねてきた
「セカンドステップ」の授業では、なんでも怒りとして爆発させてしまう子供に対し、自分の感情に気づかせ、感情を細分化してラベリングし、「悔しい」「残念」など、自分の感情を伝えられるように連取をします。そして、感情コントロールのスキルを身に着け、落ち着いたら、何ができるか「フェア」で「安全」な方法を考えられるように支援していきます。
「セカンドステップ」では、子どもの意見を聞き、大人が安易にジャッジをしないで、どうしたいかを考えさせることを大切にしています。
「セカンドステップ」の実践により、子どもたちは、自分の感情を言葉で伝えたり、深呼吸をしたりして落ち着き、最善の方法を考える習慣がついていきます。
セカンドステップやSELに興味のある方は、是非ご連絡下さい。