ママのための子育てイライラ対策

2020年12月21日

子育て応援ブログ「マンマ・ミーア」
「ママのための子育てイライラ対策~
一人で頑張り過ぎないで!~」

子育ては未知なる物体との格闘です。
言葉も心も脳も未発達な子どもが、親の思い通りにならないのは当たり前。
誰でもイライラして当然です。
イライラして感情的に子どもに怒ってしまい、
後で、そんな自分を攻めてしまっていませんか?
頑張り過ぎないことも大切ですよ。

 

今回の子育てポイント
・頑張り過ぎない子育て
・本物のイクメンを育てよう
・具体的な言葉で伝えよう

頑張り過ぎない子育て

仕事に家事に育児、中には介護やPTAや町内会の役員まで…。
そんなに一人で頑張っていたら、からだが持たないですよ。
断るべきことは、ハッキリNOと言うことも必要です。
理不尽なことには怒ってもよいのです。「怒ってはいけない」と思うと
余計にストレスが溜まります。
ただし、感情をぶつけるのではなく、一旦落ち着いて、自分は今何に腹を立てているのか。どうしてほしいのかをハッキリ言葉で伝えましょう。
そして、周りの人に手伝って貰えることは、素直にヘルプを出しましょう。

イライラを増幅させているのは、何もしない夫?

以前、講師の依頼を受けた子育て講演会で「育休をとったご主人がストレスになることもありますよね」と言ったら、一番前の席のママ達3人が一斉に大きく頷いていました。イクメンを自称する夫にイライラしている人、けっこう多いみたいです。

でもね。女性は、妊娠した時点で、胎内で赤ちゃんを育てられるように身体が変化します。10ヶ月の間お腹の中で命をはぐくみ、子宮を収縮させて、出産し、母乳が出るようになります。
その間に、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が、たっぷり分泌されるので、赤ちゃんが産まれる前から既に母親なんです。

ところが、男性は、赤ちゃんが産まれて、いっしょに過ごし、触れ合っていくことで、徐々に「オキシトシン」が分泌されて、子どもがかわいいと思えるようになっていきます。
だから、最初は、赤ちゃんが泣いていても気づかなかったり、赤ちゃんが機嫌の良いときだけ遊んで、泣くとすぐ、「ママ~うんちした」って連れてきたりするんですよ。

それに、今のパパ達には、イクメンのモデルがありません。昭和のお父さん達は、「男は外で働き、女は家を護るもの」って言われて育ってきて、育児の経験がない人が多いですよね。
だから、正直、育休をとってもどうしたらよいか、わからないんですよ。

本物のイクメンを育てよう

「僕は育休とって、イクメンしてます」なんて胸を張ってる夫に、イラッとしているママ達。まずは、パパにたくさん、赤ちゃんと触れ合ってもらい、「オキシトシン」を分泌させ、父親としての自覚を促しましょう。

赤ちゃんが寝ている時は、テレビを見たり、ゲームをしているパパに「手が空いているなら、家事をしてくれればいいのに」と、思ったことはありませんか?
でもパパ達は、どうしたら良いかわからないから、邪魔にならないようにしているつもりなのかもしれません。
男性って、やるべきゴールが明確だと、そこに向かって進めるんですけれど、
ゴールがわからないことは苦手な人が多いのです。

具体的な言葉で伝えよう

ママ達は、「言わなくても気づいてよ」と、察してくれることを期待しますが、
最初は、できるだけ具体的な言葉で伝えて下さい。
相手を評価するのではなく、どうして欲しいかを伝える「私メッセージ」を
使いましょう。
「私は、夕方は忙しいから、何時になったら、洗濯物を取り込んで。この形にたたんで、ここにしまってほしい」と、具体的にしてほしいことを伝え、その際、どうなったら完了なのか、ゴールを示して下さい。

「ちゃんと」の基準って、人によって違いますよね。「ちゃんと掃除して」と
言っても、掃除機をかけることが掃除をすることだと思っている人は、掃除機をかけただけで、全然片付いていなくても「ちゃんと掃除した」になります。
どういう状態になったら「ちゃんと」掃除をしたことになるのか、夫婦の間で、ゴールを一致させましょう。
ゴールが明確だと、効率よくそこに到達する方法を考えてくれるかもしれません。そして、ゴールに到達したら、感謝の言葉を忘れずに。

じぃじ・ばぁばに頼むときも具体的に!

これは、パパに対してだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんなど、誰かにヘルプをお願いする時も同じです。
おばあちゃんは、経験に基づいて行動しますから、やってほしいこととやり方が違ったり、やってほしくないことをしちゃうこともありますよね。
例えば、自分のお箸で赤ちゃんに離乳食を食べさせたばぁばに「虫歯がうつるから、やめて!」と、激怒してケンカになった。なんて話もよく聞きます。

まとめ

赤ちゃんが泣くのも、思い通りにならないのも当たり前。
それを受け入れるためには、赤ちゃん以外のイライラの原因を取り除くことです。
もし、その原因が夫や親なら、言葉のかけ方を少し変えて、事前に具体的にどうしてほしいのかを伝えましょう。
言葉のかけ方を少し変えれば、イライラの原因が減っていきますよ。

 

YouTube「子どもの対応お助けチャンネル Mamma mia」とも連動していますので、
是非、こちらもご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=2zw8e1OgJgo

 

CORON 千田伸子(ちだ のぶこ)
コミュニケーションアドバイザー、大同大学非常勤講師、元アナウンサー、
構成作家、日本家庭教育学会認定家庭教育士、「セカンドステップ」指導講師、「こころの発達アテンダント」認定講師、「家庭教育カウンセラー」
著書 絵本『イライラ虫と・ま・れ』文芸社

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA